2024年10月4日~6日に開催された第46回日本臨床栄養学会総会・第45回日本臨床栄養協会総会 第22回大連合大会にて、家政学研究科食物・栄養学専攻2年 榎戸麻衣さんが、若手奨励賞を受賞しました。本大会では、受賞候補8演題のうち本演題のみが選出されました。
受賞演題は「中高年を対象としたHbA1cおよび他のリスク因子の消化器がん発症に及ぼす影響:関東1都6県のNDB研究」で、食物学科の中島啓教授、関根愛莉助教との共同研究による発表です。
受賞演題:
「中高年を対象としたHbA1cおよび他のリスク因子の消化器がん発症に及ぼす影響:関東1都6県のNDB研究」
著者:榎戸麻衣、中島啓、関根愛莉
概要:
レセプト・特定健診等情報データベース(NDB)を使用して、約100万人を対象に血糖コントロールの指標であるHbA1cや糖尿病治療薬と消化器がん発症の関連を従来の統計解析と機械学習の手法を用いて検討しました。 全対象者および2型糖尿病患者において全消化器がん、下部消化管がん(大腸がん)は高血糖によりがん発症リスクが増加すること、および糖尿病治療薬はその種類によりがん発症リスクを増加させる薬剤、予防的に働く薬剤があることを明らかにしました。