文化学科の山田忠彰教授の『エステティカ イタリアの美学 クローチェ&パレイゾン』(ナカニシヤ出版 2005年)が 、イタリア語文献の優れた日本語訳に授与される『ピーコ・デッラ・ミランドラ賞』(第15回/2007年)を受賞しました。
山田教授が独自に編んだ本訳書は、クローチェ美学(『美学入門』他)とその批判的継承者であるパレイゾンの論考を併せて付加することによって、「20世紀イタリアの美学の中核を成す軌跡を提示」し、「通時性と 共時性を同時に保証しうるかたちでクローチェ美学の基本像を読者に手渡すことに成功している」と評価されました。
『エステティカ イタリアの美学 クローチェ&パレイゾン』
(ナカニシヤ出版 2005年6月 ISBN10:488848922X / ISBN13:978-4888489225 )
ナカニシヤ出版