社会連携活動支援助成を取材!第2弾

社会連携活動支援助成を取材!第2弾~唐丹町の地域交流の促進、活性化をめざして~

~唐丹町の地域交流の促進、活性化をめざして~

こんにちは。JWUPRアンバサダーです。

皆さんは社会連携教育センターの実施する「社会連携活動支援助成」をご存知ですか?これは、日本女子大学が正課外活動の一環として地域と連携して取り組む学生の活動を経費助成という形でサポートする制度です。例年5月に募集があり、書類選考、面接を経て採択されたプロジェクトが助成の対象になります。

本企画ではJWU PRアンバサダーが採択されたプロジェクトを取材し、実はあまり知られていないこの制度について紹介します!

今回はその一例として、「唐丹町の地域交流の促進、活性化をめざして」 をテーマに活動を行った家政学部住居学科4年の橋本怜奈さんにお話を伺いました。

東日本大震災を経験した地域で、世代を超えた交流を生み出すワークショップを企画・実施した橋本さん。活動に参加したきっかけや、現地で感じたこと、学生だからこそできる地域貢献についてお聞きしました。

※2026年2月時点での情報です

—— 社会連携活動に参加しようと思ったきっかけを教えてください

橋本さん:住居学科の先輩が唐丹町で活動していて、その話を聞いたことがきっかけです。また、学内で行われた社会連携のワークショップで先輩の活動していた唐丹町の活動が紹介され「継続して活動してくれる学生を募集している」という話を聞き、興味を持ちました。地域に貢献できる活動をしてみたいという思いがあり、今回参加することにしました。

—— 参加する前に不安はありましたか?

橋本さん:東北に行ったことがなかったので、まず地域のことが分からないという不安はありました。また、限られた滞在時間の中で学生だけで地域に貢献できる活動ができるのかという不安もありました。ただ、活動は1人ではなく住居学科のメンバー7名での活動だったため、心強く、大きく迷うことはありませんでした。

—— 今回の活動はどのような内容だったのでしょうか?

橋本さん:地域の遊び場をとおして地域の変化を可視化し、共有することを目的とした活動です。活動を行った岩手県釜石市の唐丹町は、東日本大震災の影響を受けた漁村地域です。震災後に大きな防潮堤が整備されたり、高齢化や人口流出が進んだりするなど、地域の環境が大きく変化してきました。そこで、子どもから高齢者まで世代を超えて交流できる場をつくり、地域に貢献できる活動をしたいと考えてワークショップを企画しました。

ワークショップでは大きな地図を用意し、子どもたちには「今どこで遊んでいるか」、高齢者の方には「昔どこで遊んでいたか」を付箋などで記してもらい、それらを地図上に可視化しました。遊び場をとおして地域の変化を共有するとともに、世代間の交流が生まれることも期待して取り組みました。

社会連携活動支援助成を取材!第2弾~唐丹町の地域交流の促進、活性化をめざして~
遊び場を示した地図を作成している様子

—— 世代によって遊び場に違いはありましたか?

橋本さん:高齢者の方は、神社の境内や港など身近な場所で遊んでいたというお話が多くありました。当時はまだ防潮堤もなく、海も生活の近くにあったそうです。一方で子どもたちは自分の住んでいる地域だけでなく、別の地区に行って友達の家で遊んだり、公園で遊んだりすることが多いという話があり、遊び場の変化と広がりを実感しました。

—— 活動の中で難しかったことはありましたか?

橋本さん:ありがたいことにワークショップの参加者が想定より多かったことです。20人ほどを想定していましたが当日は40人ほどに参加していただきました。そこで急遽、参加者をグループに分けてワークショップを行う形に変更し、全員がコミュニケーションをとって参加できるように工夫しました。

結果として多くの人と交流ができてさまざまなお話を聞くことができました。

—— たくさん参加してもらえたのはなぜだったと思いますか?

橋本さん:ワークショップを開催したのが地域の公民館だったのですがその児童館の先生方がワークショップのことを子どもたちに広めてくださりました。また、公民館で行われる高齢者向けの体操教室のあとにワークショップを設定することで、そのまま参加してもらえる導線にしたことも効果があったのだと思います。

—— 活動の中で印象に残っている出来事はありますか?

橋本さん:ワークショップ以外にも地域の方と関わる機会があり、とても印象に残っています。例えば、漁協の方から地域の暮らしや仕事についてお話を聞いたり、地域の方が車で町を案内してくださったりしました。東日本大震災当時の様子なども直接聞くことができ、資料だけでは分からない地域の姿を知ることができたことがとても印象的でした。

社会連携活動支援助成を取材!第2弾~唐丹町の地域交流の促進、活性化をめざして~
社会連携活動支援助成を取材!第2弾~唐丹町の地域交流の促進、活性化をめざして~
地元の方に案内してもらった唐丹町の景色

—— 社会連携活動の魅力を教えてください。

橋本さん:学生であっても、地域のためにできることがあるということです。大学で学んだことや学生ならではの視点を生かして活動することで、地域の方から「来てくれてよかった」と言っていただけたとき、この活動をして良かったと強く感じました。また、インターネットや資料では分からない、現地に行くことでしか分からない地域の姿や人々の思いに触れることができました。

—— 社会連携活動に興味を持っている人へメッセージをお願いします。

橋本さん:学生が主体となって社会のために活動を考え、実行できる機会はとても貴重だと思います。この経験は、将来どんな仕事に就くとしても必ず役に立つと思うので、興味がある方はぜひ挑戦してみてほしいです。

【インタビューを終えて】

今回のインタビューを通して、学生が主体となって地域社会と関わり、学びながら貢献していく社会連携活動の魅力を知ることができました。橋本さんたちの活動は、地域の遊び場を通して世代をつなぎ、地域の記憶や文化を共有する貴重な取り組みです。

また、学生にとっても現地での体験や地域の方との交流は、大きな学びにつながるものとなっています。日本女子大学では、このように学生が主体となって社会とつながる活動が数多く行われています。

今後もJWU PRアンバサダーは、学生のさまざまな取り組みを紹介していきます。

【学生のみなさんへ】

橋本さんの活動のように、「地域のために何かしたい」「大学での学びを社会で試してみたい」という想いを、資金面や環境面から強力にバックアップしてくれるのが、この「社会連携活動支援助成」の大きな意義です。学生という枠を超え、社会のリアルな課題に主体的に挑む経験は、大学生活だけでなく、皆さんのこれからの人生にとってかけがえのない財産になるはずです。

2026年度社会連携活動支援助成は6/12(金)16時まで募集しています。詳細はJASMINE-Naviの案内を確認してください。少しでも心が動いた方は、ぜひ一歩を踏み出してみてください!

●社会連携教育センター「社会連携活動支援助成」
https://www.jwu.ac.jp/unv/about/facilities/jecsc/grant.html

●2025年度社会連携活動支援助成 実施報告
https://www.jwu.ac.jp/unv/about/facilities/jecsc/syakairenkeijosei_2025houkoku.html

取材N.I/執筆K.G