こんにちは!JWU PRアンバサダーです。
大学には、私たち学生だけでなく、先生方をはじめとした多くの「働く大人」の方々がいらっしゃいます。本連載では、私たちの学びや日常を陰から支えてくださる方々にスポットを当て、全3回にわたりそのお仕事や想いをお伝えします。
第1回は、家政学部家政経済学科※の運営を担う「家政経済学科合同研究室」の海老原美緒(えびはらみお)さんと井田菜月(いだなつき)さんにお話を伺いました。学科の窓口として、学生がいつでも相談しやすい環境を整えてくださっている合同研究室。家政経済学科の学びのスタイルや学生たちの雰囲気を、運営を担う大人の視点から紐解き、日本女子大学の新たな魅力に迫ります!
(インタビュアー:家政経済学科2年K.F、心理学科2年T.O、心理学科1年N.S)
※家政学部家政経済学科は、2027年度経済学部経済学科(仮称)として開設を構想中です。

―まずは、普段のお仕事内容についてお聞かせいただければと思います。
海老原さん:家政経済学科合同研究室では、専任の助手と、非常勤として日替わりで来る方とで、3~4人の体制で働いています。合同研究室の開室時間は9時から18時です。
業務内容としては、各事務部署から来る依頼事項の対応、学科会議の書類作成、学生や保護者、先生方の対応がメインです。たとえば最近だと卒論審査会の準備なども私たちの仕事です。ほかに学生や卒業生のデータ管理などを行っていますし、合同研究室内の図書室の整理も担当しています。
―業務は多岐にわたっているのですね。
井田さん:そうですね。学生対応では、開室時間はいつでも学生の来室を受け入れており、学習面やその他大学生活に関するサポートも行っています。
海老原さん:また、学科の広報として、インスタグラムの運営も担当しています。最近だと、卒論について4年生にインタビューをするために、先生方にゼミの学生を推薦していただくよう依頼しました。ほかにも学生たちがちゃんと大学からのお知らせ見るように、その都度ストーリーズでもアナウンスの投稿をしています。重要なお知らせを取りこぼしてしまう学生がいないように、入学時のガイダンスやオリエンテーションで、ぜひ学科のインスタグラムをフォローしてねと言っています。ストーリーズで反応してくれる子が合同研究室に来室してくれることもありますね。
家政経済学科公式インスタグラム:@keizai.jwu
―SNSで情報が分かるだけでも心強いですね!続いて1日のお仕事のスケジュールについて教えていただければと思います。
井田さん:開室時間が9時から18時なのですが、その時間内に学生さんが来れば、学生に対応し、それ以外の時間は事務作業を進めたりしていますね。
海老原さん:決まったルーティンはなく、学生の相談や行事に合わせて柔軟に動いています。
たとえば、3年次ゼミの決定会は、家政経済学科合同研究室が起点となって、過去の経験を踏まえ、先生方と相談を重ねて準備を進めます。
―学生と接するときに心がけていることも教えていただきたいです。
井田さん:基本的には学生たちがいつでも来られる場所、いつでも相談できる雰囲気づくりを心がけていますね。合同研究室のドアはいつも開いていますし、必ず誰かしら人がいるようにしています。
海老原さん:インスタグラムも、学生との距離感を縮めたくて始めました。学科のインスタグラムをフォローして帰属意識を高めてほしいなと思っています。私たちも家政経済学科の卒業生なので、学科の先輩として、人生の先輩としてアドバイスができればいいなと思っていますし、温かい雰囲気の合同研究室を目指しています。

―学生が相談しやすい環境を整えているのですね。では続いて、仕事のやりがいや大変なことなどあれば教えていただきたいです。
海老原さん:私も井田さんも教員免許を持っており、「学生に関わりたい」「教育に携わりたい」という思いがあって、働いています。学生の相談事や困り事などに寄り添ってアドバイスしたときに、学生から良い反応があったときにやりがいを感じます。たとえば、アドバイスをしたときに、「あ、ちょっと道が開けました」とか、単位が足りているかどうか確認したいというときに、一緒に確認して「安心しました」とか。日々のそういった嬉しい出来事がありますね。
―学生としても親身に寄り添ってくれるのは、嬉しいですね!
井田さん:私は、全てが円滑に行くように進めることがやりがいだなと思います。学生がきちんと4年間で卒業できるよう側でサポートしているので、卒業式の晴れ姿を見ると、やっぱり学生に関わる仕事っていいなと思います。また、先生や学生が研究・勉強に集中できる環境を作れたと感じるときも嬉しい瞬間です。
大変なことで言うと、仕事が多岐にわたるので、細かい作業は取りこぼしがないようにと注意を払っています。
海老原さん:最近は学科のPRを考える場面も多くなったように思います。オープンキャンパスなどでの高校生への説明や、ポスターやリーフレットを作成でも、「どうしたら家政経済学科の魅力が一番伝わるか?」を常に考えています。とくに重視しているのは、家政経済学科は、「家政」とついているけれど、他大学の経済学部とどう違うのかということ。大変ではありますが、微力ながらお役に立てているかなと思います。
―確かに「家政経済学科」という名称は聞きなれないので、分かりやすく伝えるのは難しいですね。続いて、このお仕事に就いたきっかけや経緯など、教えていただければと思います。

海老原さん:私は、学生時代に教員免許を取得していたので、教員を目指す道も考えましたが、まずは一般企業に就職したいなと思い、アパレル関係の会社で十数年働いていました。子どもを持ち、家庭と自分の今後のキャリアを考えたときに、大学で取得した教員免許を活用したいと考えていたタイミングで、学生時代に所属していたゼミの先生に相談をしたところ、「ぜひこちらに来てくれないか」とお誘いいただき、現在に至ります。助手には3年の任期があり、1回は更新ができるため最大で6年間勤めることができます。その間に自己研鑽も積みながら家庭科教員の道を模索するっていう形を取らせていただきました。私は今年6年目なので、学生と同じように新たな道に向かって4月を迎えます。

井田さん:私も社会科の教員免許を持っています。学部生のときの教育実習で教員になるのは面白そうだなと感じ、本格的に教員を志すようになりました。研究や家庭科教員免許の取得を目標に大学院に進学し、修了後に家庭科教員として、数年間働いていたのですが、「違う仕事にも挑戦したい」と思っていたときに、偶然大学の助手の仕事をご紹介してもらいました。正直、合同研究室での仕事内容は、家庭科の教員とはかけ離れているので、すごく迷いもありました。ただ、合同研究室は、数年間の教員生活の中で考えたことを研究できる環境でもあると考えました。研究をしつつ、学生対応もする点で教員として培ってきたスキル少し生かせるかなと、皆さんのお役に立てるかなと思って転職してきたという経緯があります。
―いろいろなご経験をお持ちのみなさんにサポートいただけることは私たち学生も心強いです、それでは続いて、この家政経済学科の学生のイメージや印象があれば教えていただきたいです。
海老原さん:キャンパス内を学生たちが歩いていると、家政経済学科の学生は見て分かりますね(笑)。数年前に家政経済学科にいそうな5タイプの女子というのを学生が描いてくれました。家政経済学科は、例えば建築デザイン学部や食科学部のように学びたい専門分野が決まっているわけではない状態で進学してくる子も多いので、バラエティ豊かなで様々な興味関心を持っている学生が多いと思います。

井田さん:同じ方向に向かって進むというよりは、「お互い頑張ろうね」と各々の道に向かって頑張っている学生が多いように思います。励まし合ったり、一緒に切磋琢磨し合ったりしている印象があります。実習系の授業が少ないので、自由な時間があるため課外活動やアルバイト、ボランティア、教員免許など、自分の頑張りたいことに挑戦しているのが家政経済学科の雰囲気かなと思います。そこは自分の学生の頃から変わってないかなという印象です。
―色々なタイプの学生が集まっているんですね。家政経済学科の学生に向けてのアドバイスなどありますか?
井田さん:私が学生のときは、「今しかできないことをしよう」と考えていたので、大学生のうちしか経験できないことに積極的に取り組んでほしいなと思います。「自分はこれだったらやれそうだな」といったことでも良いので、何か自分の「いいところ」とか「できること」とか、どうしたら社会に貢献できるかなどを、いろんな経験をして、見つけてほしいですね。
海老原さん:社会に出る前の貴重な4年間だと思うので、大学生のうちにしかできない経験をするなどぜひ有効活用してほしいなと思います。また、困ったら大人にすぐ相談してほしいということを伝えたいですね。今はChatGPTなど生成AIに相談することもあると思いますが、やっぱり生身の人間だから伝えられる温かさがあるので、ぜひ身近な大人に頼ってほしいなと思います。先生方だとちょっと敷居が高かったら、合同研究室はいつでもウェルカムなので、気軽に来てください。家政経済学科合同研究室は、社会科学系の本など幅広いテーマの図書が充実しているので、他学科の学生の出入りもあります。ぜひご利用ください!

―続いて、2027年度に家政経済学科から経済学部に学部化する予定ですが、業務内容に変化などはありましたか?また、経済学部に変わる際に、家政経済学科の良さは引き継がれるのでしょうか?
海老原さん:経済学部が開設する予定の 2027年度から2つ(経済学部経済学科と家政経済学科)のカリキュラムが併走という状況になります。あとは、2026年度からは翌年度に経済学部に入ってくるという高校生に向けて本格的にPRをすることになりますね。
井田さん:経済学部になっても家政経済学科の根幹は変わりません。家政経済学科の良さはそのまま引き継がれます。家政経済・日本女子大全体の良さはそのまま残りますので、安心してほしいなと思います。
―ありがとうございます。それでは最後に、オープンキャンパスに来る高校生や保護者に向けてのメッセージをお願いします。
井田さん:家政経済学科は、変革期で今、大事な局面を迎えています。ですが、家政経済学科から引き継ぐ良さもPRしていけたらと考えています。学生と教員との距離の近さ、合同研究室の雰囲気の良さ、少人数制など、家政経済学科の根幹の良さは、経済学部になっても継承されるので、ぜひこの温かい学び舎に来てほしいなと思います。
海老原さん:公共生活の先生方も厚くいるため生活者に寄り添った学問を深められるというところが本学ならではだと感じます。それを少人数教育で手厚いサポートを受けながら学べるというところがいちばんの特長です。女子大だからこそ、学べる経済があると思うので、ぜひ興味を持っていただけたら、嬉しいです。
―以上でインタビューを終わりにします。ありがとうございました!
他学科の私にとっても、家政経済学科合同研究室は驚くほど温かく迎え入れてくれる場所でした。先生方と連携し、学生のために尽力されている皆さんにお話を伺って、その真摯な姿勢に感銘を受けました。何か悩み事などあれば、気軽に相談してみるのはいかがでしょうか。
