3月, 2022 - 日本女子大学 受賞・活躍紹介サイトのブログ記事

岡崎廉治氏(元理学部 物質生物科学科教授)の「有機化学命名法(2013勧告)の翻訳(日本語版作成)と改訂版作成における貢献」が、公益社団法人 日本化学会主催の2021年度功労賞を受賞しました。

<岡崎廉治氏 受賞コメント>
 この度、「有機化学命名法(2013勧告)の翻訳(日本語版作成)と改訂版作成における貢献」により、2021年度日本化学会功労賞をいただきました。功労賞は日本化学会の活動に対し顕著な貢献のあったものに授与されます。
 現在すでに億を超える膨大な数の化合物が存在しており、それに適切な名称を与える規則(命名法と呼ばれます)を作成することは重要な仕事です。今回の受賞は、約40年ぶりに大改訂された有機化合物の命名法の本(英語版、約1600ページ)を翻訳し、さらに世界の国々の研究者で構成される国際組織によるその改訂作業に協力し改訂版(英語)の発行に貢献したことに対し与えられました。命名法の翻訳・改訂の仕事は地味で大変時間のかかるものなので、退職して時間に余裕のあるものとして行った活動が評価されたことを嬉しく思っています。

岡崎廉治氏に本学での思い出、学生へのメッセージをいただきました。

<本学での思い出>
私は国立大学を定年退職してから8年間本学に在職しました。その間、大学では分野の異なる多くの先生方と知り合いになり、また幼稚園、小学校、中学校、高等学校の先生方ともいろいろとお話しする機会を持てて、大変楽しく過ごせたことを感謝しています。学部の卒業研究や大学院の研究実験で大勢の素直で熱心な学生と議論しながら過ごしたことがよい思い出となっています。

<学生へ向けて>
大学では授業から知識を得るだけでなく、社会に出てから様々な場面で適切な判断をするための知恵を備えていくように心掛けてほしいと思います。そのためには、サークル活動、旅行、アルバイト、社会奉仕活動など、そして何よりもいろいろな分野の読書が役に立つと思います。

日本化学会(外部サイト)

家政学部住居学科 宮晶子准教授が、パリの日本文化会館およびオルレアンの建築博物館FRACで開催された「かたちが語るとき」展の日本関連企画にて、建築史家である五十嵐太郎氏により1960年以降に生まれた35組の建築家に選出され、「食堂の壁のはなれ、屋根と窓のある家」が出展されました。

「ポストバブルの建築家展 -かたちが語るとき- アジール・フロッタン復活プロジェクト」 日本建築設計学会(外部サイト)

家政学研究科 住居学専攻(宮晶子研究室)2年 森菜央さんが2022年3月21日(月)に開催された、「第20回JIA関東甲信越支部 大学院修士設計展2022 オンライン公開審査」にて、優秀賞を受賞しました。

本年度の審査員は建築家の鈴木了二氏。審査は関東甲信越の各大学より推挙された53作品のうち、書類選考を通過したファイナリスト10名が当日会場に集まりプレゼンテーションと質疑応答による講評・審査会が行われました。

第20回JIA関東甲信越支部 大学院修士設計展2022 オンライン公開審査(外部サイト)

大学院 家政学研究科 住居学専攻

一般社団法人日本建築学会が主催する「2021年度日本建築学会大会(東海)学術講演会」において、家政学部住居学科居住環境デザイン専攻  卒業生 鈴木愛さんが、卒業論文の成果をもとに練り上げた論文を発表し、建築歴史・意匠部門 若手優秀発表賞を受賞しました。

受賞論文名:気仙沼市内湾地区の町並みの変遷に関する基礎的研究-古写真を対象として-

2021年度日本建築学会大会(東海)(外部サイト)

住居学科(居住環境デザイン専攻)

「第9回ナレッジイノベーションアワード」(一般社団法人ナレッジキャピタル主催)の『高校生アイデア部門』において、附属高等学校2年 野本 彩乃さんの「アバター(AI)に生徒が教える教育設計者」が優秀賞を、附属高等学校1年 岩本 楓さんの「B&R(Bozu&Repertoire)~脱・葬式オンリー仏教!~」が佳作を受賞しました。

このコンテストは、中学生・高校生による20年後のビジネスアイデアや、ナレッジキャピタル参画者が生み出すユニークで新しい製品や活動を表彰し、広く社会に発信することを目的に毎年開催されています。第9回となる今回は「中学生アイデア部門」「高校生アイデア部門」で過去最多となる36都道府県から9,536作品の応募があり、2人が見事に受賞しました。

ナレッジイノベーションアワード(外部サイト)

理学部数物情報科学科 3年 五十嵐 美沙さんが「全国オンラインアートフェス Light Art Fes.」にて、Light Art賞を受賞し、2022年3月27日(日)に表彰式が行われました。

全国オンラインアートフェス Light Art Fes.(外部サイト)

受賞作品(外部サイト)

表彰式の様子(外部サイト)

人間社会学部 文化学科 杉山直子教授が翻訳した『パッセンジャー』(リサ・ラッツ作、小鳥遊書房)が、第八回日本翻訳大賞の最終選考対象作品の5作品に選出されました。

日本翻訳大賞(外部サイト)

文学部英文学科4年 吉田響さんが2022年3月18日(金)に開催された「日本財団みらいの福祉施設建築プロジェクト2021」表彰式にて、優秀賞を受賞しました。

日本財団みらいの福祉施設建築プロジェクト2021(外部サイト)

文学部英文学科

理学部 化学生命科学科 宮崎あかね教授が、公益社団法人 化学工学会が主催する「化学工学会賞」にて「女性賞」を受賞し、2022年3月16日(水)に授賞式、3月17日(木)に受賞講演を行いました。


化学工学会女性賞は化学工学または化学関連産業に関わる技術上の優れた業績をあげた、あるいは、化学工学に関する優れた研究を行い、かつ男女共同参画推進のための制度や環境の整備に貢献した個人に贈られる賞です。
受賞タイトル:
「酸化物と金属イオンの間の固液界面反応 ―女子学生との共創―」


〈宮崎あかね教授から本学学生へのメッセージ〉
卒業研究生、大学院生と長年取り組んできた、酸化物と金属イオンの間の固液界面反応についての研究で受賞できたことを大変嬉しく思います。この研究は、土壌汚染、水質汚染と深く関わるテーマですが、そのほかにも触媒調製や鉱床の形成など、私たちの身近な現象と深く関わっています。これからも学生さんと共に環境化学に関わる基礎的な研究に取り組み、その成果を授業などでもご紹介していきたいと思います。

化学工学会 受賞一覧(外部サイト)

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